もな国試 2nd Season(4月第1週まで)

こんにちは、もな(@ttfxbjgckkdetnc)です。

3/30 から 4/5 までに出題した問題を正答率と合わせてまとめています。

※もな国試 1st Season の問題は以下のサイトににまとめてあります。

もな国試 1st Season

早押し国試

キーワード国試

 

 

第37問 呼吸器(正答率 56.0%)

正解は下腿浮腫および圧痛です。

肺塞栓症の可能性を評価する有名なスコアに Modified Wells criteria があります。

判定基準 点数
深部静脈血栓症の症状がある 3.0
他の疾患より肺塞栓症が疑わしい 3.0
心拍数≧100/分 1.5
過去4週間以内に手術や固定 1.5
肺塞栓症深部静脈血栓症の既往 1.5
血痰 1.0
癌(6ヶ月以内に治療、緩和治療中) 1.0

4点以下ならD-dimer 測定し、陰性なら肺塞栓症が否定的となります。

一方4点を超えると肺塞栓症の可能性が高く、造影CTを施行し診断を確定します。

 

本問に戻ると、題意を満たすのはこの項目で最大の3.0点が与えられている『深部静脈塞栓症の症状がある』つまり『下肢の腫脹と圧痛』となります。

ちなみに医師国家試験でも109D7のCHADS2スコアのように、あるリスク評価基準の項目を想定した問題が散見されますので、有名なスコアリングは確認しておきましょう。

 

第38問 必修(正答率 56.5%)

正解はです。

バイオハザードマークには赤、橙、黄の3種類があり、それぞれに対応する感染性廃棄物を以下の表に示します。

種類
感染性の液状、泥状のもの 血液や体液、血液製剤など
感染性の固形状のもの 血液や汚染物が付着したガーゼなど
感染性の鋭利なもの 注射針やメスなど

第39問 救急(正答率 78.0%)

正解は🙆‍♀️です。

アナフィラキシーショックの症状は多彩ですが、代表的なものとして

  • 皮膚粘膜症状:紅潮、掻痒感、蕁麻疹など
  • 呼吸器症状:鼻閉、咳嗽、嗄声、喘鳴など
  • 循環器症状:胸痛、頻脈、血圧低下など
  • 中枢神経症状:不安、不穏、浮動性めまいなど
  • 消化器症状:腹痛、嘔吐、下痢など

があります。

皮膚所見がないアナフィラキシーショックもあるので注意が必要です。

ここまで読んでいただきありがとうございます! 

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