もな国試 2nd Season(4月第4週まで)

こんにちは、もな(@ttfxbjgckkdetnc)です。

4/20 から 4/26 までに出題した問題を正答率と合わせてまとめています。

※もな国試 1st Season の問題は以下のサイトににまとめてあります。

もな国試 1st Season

早押し国試

キーワード国試

 

 

第50問 麻酔(正答率 92.6%)

正解はT4です。

体幹のデルマドームで覚えるべきは麻酔レベルの判定に際し目印となりやすい以下の3つでしょう。

  • 乳首:T4
  • みぞおち(剣状突起):T6
  • へそ:T10

第51問 必修(正答率 69.8%)

正解は  1.75\,m^2 です。

体表面積を身長と体重の2変数で導くことができる公式として藤本式とDubois式がありますが、複雑な計算式のため実用性に欠けます。

そのため以下の簡易式を覚えておくと良いです。

 体表面積(m^2)=\displaystyle{\frac{\sqrt{身長(cm)×体重(kg)}}{60}}

ちなみに本問の設定で体表面積を計算すると以下のようになります。

藤本式: 1.71\,m^2

Dubois式: 1.75\,m^2

簡易式: 1.71\,m^2

第52問 感染症(正答率 46.3%)

正解は🙆‍♀️です。

誤嚥性肺炎に嫌気性菌の関与は少ないとの報告があり、もし関与していても横隔膜より上の感染症では嫌気性菌用のスペクトラムが必要のない菌(※1)が多く、オグサワや嫌気性菌に効果のないとされるCTRXで治療可能です。

※1:Fusobacterium, Peptostreptococcus, Bacteroides(fragilis以外)など

第53問 循環器(正答率 48.6%)

正解は🙅‍♀️です。

β遮断薬は心筋の酸素需要を低下させることで虚血予防、また不整脈や血圧のコントロールに用いられます。

周術期にβ遮断薬を内服することでこれら心血管系イベントの発生を予防できることが報告されており、原則的に内服継続が推奨されています。

第54問 循環器(正答率 32.0%)

正解はロサルタンです。

ほとんどのARBは尿酸値に影響を与えませんが、ロサルタンは尿酸値を低下させます。

逆にサイアザイド系利尿薬やループ利尿薬が高尿酸血症をきたすことは有名な副作用なのでチェックしておきましょう!

第55問 神経(正答率 %)

正解は🙆‍♀️です。

超急性期脳梗塞における脳実質の early CT sign の代表例は以下の通りです(実際の所見は成書を当たってください)。

  1. レンズ核の不明瞭化
  2. 島皮質の不明瞭化
  3. 皮質境界の不明瞭化
  4. 脳溝の消失

1〜4の所見は細胞性および血管性浮腫に伴う腫脹とCT値の低下を表しており、この領域は非可逆性変化と考えられます。

またアルテプラーゼ静注療法に伴う出血性脳梗塞のリスクが高いことから、これらは禁忌事項に含まれていることをチェックしておきましょう。

ここまで読んでいただきありがとうございます! 

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