もな国試 2nd Season(4月第3週まで)

こんにちは、もな(@ttfxbjgckkdetnc)です。

4/13 から 4/19 までに出題した問題を正答率と合わせてまとめています。

※もな国試 1st Season の問題は以下のサイトににまとめてあります。

もな国試 1st Season

早押し国試

キーワード国試

 

 

第43問 産婦人科(正答率 5.4%)

正解はケトプロフェン貼付剤(モーラステープです。

ケトプロフェン、インドメタシン、ロキソプロフェンはNSAIDsに分類され 妊娠中の内服は禁忌ですが、貼付剤については異なるので注意が必要です。

モーラステープの添付文書に以下のような記載があります。

ケトプロフェンの外皮用剤を妊娠後期の女性に使用した場合、胎児動脈管収縮が起きることがあるので、妊娠後期の女性には本剤を使用しないこと。 

ちなみに他選択肢は禁忌ではなく慎重投与(治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること)となっています。

第44問 麻酔(正答率 29.4%)

正解はメサドンです。

アヘンはケシの実から採取される果汁を乾燥させて作られますが、そのアヘンに含まれるアルカロイドから合成されるのがオピオイドです。

アヘンアルカロイドにはモルヒネコデイン、デパインなどが含まれ、オキシコドンはデパインから合成されます。

ちなみにメサドンはモルヒネやヘロインに似た化学構造をもつ合成オピオイドであり緩和治療に用いられます。

第45問 必修(正答率 62.8%)

正解は脚気です。

脚気ビタミンB1欠乏症のことで、江戸ではそれまで主食であった雑穀よりも わずかなおかずと精米した白米を好んで食べるようになったため、糠に含まれるビタミンが不足していたようです。

第46問 眼科(正答率 63.6%)

正解は指数弁です。

視力障害の評価は以下のように3段階あります。

  1. 光覚弁(明暗弁):暗室にて目の前で照明を点滅させ明暗を弁別できる
  2. 手動弁:検者の手掌を目の前で動かし動きの方向を弁別できる
  3. 指数弁:検者の指の数を正答できる最長距離を測定する

 このうち光覚弁と手動弁が失明に含まれます。

第47問 整形外科(正答率 52.5%)

正解は女児です。

Perthes病は小児期に大腿骨頭の骨端に阻血性壊死が生じる疾患であり、男児に好発します。予後不良因子としては以下が挙げられます。

  • 女児
  • 高年齢発症
  • 骨端外側の圧潰

第48問 神経(正答率 32.9%)

正解は🙅‍♀️です。

Ramsay Hunt症候群は顔面神経の膝神経節に潜伏する水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)の再活性化により発症する末梢性の顔面神経麻痺です。

ちなみにVZVはHHV-3であり、口唇ヘルペスや性器ヘルペスの原因となる単純ヘルペスウイルス(HSV)ではありません。

第49問 神経(正答率 23.1%)

正解は腎機能障害です。

ドネペジルはAlzheimer型認知症やLewy小体型認知症の進行抑制に用いられるアセチルコリンエステラーゼ阻害薬です。

つまりコリン作動薬であり(副交感神経系の亢進に伴い)消化性潰瘍や気管支喘息、またParkinson病などの錐体外路障害を増悪させる可能性があるため慎重投与となります。

代謝のため腎機能障害があっても通常量投与可能です。

ここまで読んでいただきありがとうございます! 

Twitterでは研修医の生活や医師国家試験に準じた問題をツイートしていますので、ぜひフォローしてください!

 

にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生
にほんブログ村