もな国試 2nd Season(3月第1週まで)

こんにちは、もな(@ttfxbjgckkdetnc)です。

3/1 から 3/8 までに出題した問題を正答率と合わせてまとめています。

※もな国試 1st Season の問題は以下のサイトににまとめてあります。

もな国試 1st Season

早押し国試

キーワード国試

 

 

第10問 感染症(正答率 23.3%)

正解は小脳炎です。

感染症の領域では、小脳炎は水痘の合併症として有名です。

※麻疹でも小脳炎を起こしうるようですが、こういう聞き方の場合では「最も起こりにくいもの」と解釈してください。これは国試においても同じです。

第11問 公衆衛生(正答率 31.0%)

正解は🙆‍♀️です。

労災保険は日本国内で労働者として事業主に雇用され賃金を受けている人を対象としています。

第12問 血液(正答率 68.5%)

正解は🙅‍♀️です。

赤血球は毛細血管径よりも大きいので、変な形をした赤血球は柔軟性に乏しく詰まりやすいです。

第13問 複合(正答率 22.2%)

正解は細菌性肝膿瘍です。

  • 卵巣に発生した子宮内膜症「チョコレート嚢胞」
  • H. influenzaeは「チョコレート寒天培地」で培養
  • メトヘモグロビン血症は重度のチアノーゼにより血液が「チョコレート様」

となります。

ちなみに「チョコレート様」の内容物がドレナージされるのはアメーバ性肝膿瘍です。

第14問 小児科(正答率 34.7%)

正解は腹壁破裂です。

腹壁破裂は約1%に染色体異常の合併が見られます。

第15問 小児科(正答率 60.2%)

正解は完全大血管転位症です。

四腔断面のみでは診断困難なことが多い完全大血管転位症総肺静脈還流異常症は、出生直後から加療が必要なのにもかかわらず出生前診断率が低いことで知られています。

第15問 眼科(正答率 7.4%)

正解は外傷に対して強いです。

ボクシングなどの格闘技をする人は眼に強い衝撃が加わりフラップがずれてしまう危険性があるため、LASIK(Laser-assisted in Situ Keratomileusis)は推奨できません。

その代わりにフラップを形成しないPRK(Photorefractive Keratectomy)を選択することができます。

第16問 循環器(正答率 77.9%)

正解は高K血症です。

T波の増高ではHyper acute T waveと高K血症がまず鑑別に上がりますが、

  • Hyper acute T wave :左右非対称で裾野が広い
  • 高K血症:左右対称でシャープ

という特徴があります。

つまり、T波の増高をみたらどちらの可能性も考慮した上で、すぐにカリウムの値のチェックと心筋梗塞のマネジメントを並行して行う必要があるということですね。

※Hyper acute T waveとは、ST上昇に先んじて心筋梗塞の発症数時間以内の超急性期にみられる所見です。 

第17問 皮膚科(正答率 %)

正解は硬化性苔癬です。

表皮が肥厚した病変では、約30%に外陰部の有棘細胞癌が出現するという報告があります。

第18問 血液(正答率 %)

正解は🙆‍♀️です。

鎌状赤血球症では、赤血球の寿命が10〜30日と格段に短いため骨髄の造血能を上回る赤血球の消耗がみられます。ここにパルボウイルスB19による感染赤芽球の成熟障害が重なり、著しい貧血をきたします。

国試的には『無形成発作』といえば遺伝性球状赤血球症ですが、先天性溶血性貧血を起こす疾患全般に共通することは覚えておきましょう。

もな国試はM6後半になるにつれて徐々に解けるようになっていくので、今は合ってた間違ってたよりもぼくが出題したテーマの周辺知識を確認することをお勧めします。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます!

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